抜け毛を予防するには
先日、かかりつけの美容院で美容師さんとお話しをしていた時の話題。
「秋は燥邪の季節ですから、肺系などの呼吸器系が弱ると言われているからね、喉をケアしないといけませんね」と私がいうと、「ああ、確かに! やはり、呼吸器系でうるおいが不足するからか、秋は抜け毛の相談がとても多いんですよ」と。
髪の毛や爪という末端抹消部分というものは、身体のなかでのエネルギー補てんが最も最後になる部分だそう。
やはり酸素を運ぶ血液も、身体のなかの重要な内臓から配られていくのだ。
だから、内臓が健康でなければもちろん末端だって不健康。
身体は疲労して弱っているのに、髪の毛だけ元気なんてことはありえないのだ。
毛根細胞を活性化させ、抜け毛を防ぎ、健康な髪の毛にしていくためには、高いシャンプーや高価な毛生え薬をふりかけているだけではダメ。
対症療法のように、その部分にだけ意識を向けるのではなくて、なぜ抜け毛がおこるのかのメカニズムと原因に気づき、全体に目をむけなければ。
木を見て森をみず、森全体の土壌の健やかさこそが一本一本の木の健康につながる。
「でもね、こういうことをお話ししても、お客さんってあまり最後まで聞いていないんですよね。 すごく大事な話なのにね。 『それで、どんな薬がいいの?』って、尋ねられるんです。ははは・・・」だって。
みなさん、抜け毛を予防するには何と言っても全身の流れをよくし、健やかに保つことです。
肩が凝るだけでも、頭まわりの筋膜がひっぱられて、頭皮への血流は妨げられるそう。
遠回りのようで、最短距離なのは、よく眠り、しっかり動き、柔軟で血流の流れのよい身体を作ることです。
秋こそ、プラーナーヤーマです。 呼吸器系の血行促進と、自律領域の調整を!
最近のコメント