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2019年1月25日 (金)

アイヌねぎ







神居古潭(カムイコタン)という
不思議な場所に

北海道の友人が
岩登りに
連れていってくれたことが
ありました。

川のほとりに
樹々に 囲まれた
岩場があり

静かで
気持ちいいところですが

なんだか ひそひそ した
生き物の気配が ある場所で

熊 とか ではなく
目に見えない なにか

カムイコタン とは
アイヌ語で
神さまのいる 場所 なのよ と
友人が 教えてくれました。

そこに いたのは
畏怖するような
強い 山の神さまというよりは

小さな
コロポックルくんたちだったように
いまは 思います。

なにか気配があり
見ようとすると 見えないんだけど

視界のすみで
ひそっ と動く こびとたち。

『誰も知らない 小さな国』は
佐藤さとるさんの 名作ですが

ああ 彼には
コロポックルが 見えていたんだな と
わかりました。

神居古潭には
アイヌネギが たくさん
生えていて
餃子にしたら すごく
美味しかったことを
思い出します。

雪が とけたら
また
アイヌネギを
もらいに いこうと
思います。

春は すぐそこ。

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