インドの神さま
インドで勉強していたとき、
学校の裏山から 朝日がのぼるのを眺めたくて、
ヘッドランプを持ち 暗いなか
こっそり山道をあがることにした。
でも、もちろん明かりなんて全くないし、
野犬がいたら ちょっと怖いなあと思っていたところ…。
草むらから ガサガサと何かが飛び出してきたので
警戒しながらよくみると
いつも学校のなかで眠っている 犬のタロだった。
タロに
『山に行きたいの、一緒に来てくれる?』と話しかけると、言葉が通じたのか
スタスタと前を歩き始めた。
私の前を歩いたり、後ろを歩いたり、離れず道を教えてくれる。
山頂に着くと、
タロは側に座り、一緒に朝日がのぼるのを静かに待っている。
タロとともに
赤い朝日を眺め、
満足して山をおりた。
それから何度か山に登ったけど、タロがガイドしてくれたのは その時だけ。
インドの神さまが、
危なくないように タロを遣わしてくれたのかなと思っている。
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