« ながめる景色 | トップページ | みなさんにお願い »

2014年8月21日 (木)

レスキューについて思うこと

10408553_1467822763471121_159876792























レスキューについて、考えることがある。(長文です)

ニュージーランドで、カヤックのレスキュークラスを受講していたときのこと。

一般的なレスキュー方法や技術を一通り学び、実践クラスにうつる。

10名のカヤッカーを5対5に分け、二つのグループをつくり、一方がレスキューされる側、もう一方がレスキュアーになり、迅速に全員をレスキューする(のを、先生がチェック)というもの。

私はまずレスキュー側のチームだったので、5人で上流から下り、中洲に取り残されたり、ひっくり返ったカヤックなどを見つけ、リーダーの指示のもと、レスキュー体制を素早く組む。

私は、最下流でカヤックに乗ったまま、人やパドルなど流れてきたものを拾い、全体をケアする係りに。

レスキュー体制を開始してすぐ。

先生が大声で対岸から叫んでいる。
流れでよく聞こえないが、
マリ、とにかく急いでこちらに戻れ!と叫んでいる。

ふと、気づくと、中洲の後ろで、パドリングしながら待機していた私の横を、どんどん大木が流れていく。

上流の川が大雨で決壊し、テッポウ水が出たのだ。

カヤックを対岸に向けたら、横っ腹に一撃なので、慌てて、意を決して、大木と大木のあいだを漕いで戻った。

しかし、中洲にはカヤッカーが残されたまま。

クラスで教わった鉄則、まずパニックを起こしている人に呼びかけ、気づかせ、こちらに意識を向けさせて、投げたロープをキャッチさせなければならない。

でも。

レスキュークラスを学びに来ている私たちが、やはりパニックで正常な判断が出来ないのである。

ロープを袋ごと投げて、流れていってしまう、中洲のカヤッカーはパニックになって、呼んでも手をふってもこちらを見ない。

結局、先生が素早く私のカヤックに乗り、沈みかけの中洲に渡り、彼女にロープを着け、様子を見て泳がせて、なんとか全員レスキューされた。

技術はもちろんだが、実際に現場でどこまで迅速的確にレスキューできるか、いかに二次災害を出さないか、非常に勉強になった経験である。

現状をよく見、判断する、これはどんなときも心がけなければと思っている。

|

« ながめる景色 | トップページ | みなさんにお願い »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ながめる景色 | トップページ | みなさんにお願い »