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2013年6月 3日 (月)

久高島 ③ 島をあるく Ⅰ

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ヨーガ合宿といっても、理論や実技ばかりではない。

アジアと日本の文化のつなぎめであり、神事が伝統としてきちんと守られ、日本人の原郷である久高島でのフィールドワークがなんといっても私は楽しみだった。

島の名物ガイドのおじい、ゆたかさんにご案内いただいて、本では読めない島にまつわるお話しを聞きながら、ゆっくりと久高島をめぐる。

久高島では土地の私有を認めない原始共産制が今も残っていて、16歳以上の男性は全員300坪の土地を使う権利がある。

畑には作物が植えられているが、ひとひろ半の幅でえんえんと小石が並べられて、プールのコースのように土地がたてに仕切られている。

ある人は山、ある人は海のそばという風に分配をすると、土地の良しあしで不公平が生じるので、すべての土地を仕切ってみんなで使い分けるのだ。

平等性とともに、一か所が台風やイナゴの被害を受けてもなんとかなるようにリスクの回避の意味もある。

「どうして、こんな不便なことをすると思いますか?」と、ゆたかさん。

「久高島の土地はみんなのものだから?」

「違う。

土地は神さまのもの。 この島はわたしたち人間がここに住むようになる前からあった。

つまり、神さまが作ったものだから、誰のものでもない。

人間は感謝をして使わせていただくだけ。

だから、みんな平等にわける。」

たしかに、そうだ。

都会ではみんな自分の土地だと言って塀を作り、権利を主張する。

そんな場所で暮らしていたから、こんな考え方をしたことがなかった。

久高島では、草木一本も神さまのもの、

だから誰も手を触れず、原始の森が色濃く残る。

魚をとるのも、イラブー(ウミヘビ)をとるのも、神人がきちんと神さまにお願いし、そして収穫物もすべて家の数で均等にわけるのである。

ただ、島を歩くだけではわからないその生活を教えてもらいながら、ゆっくりと島をめぐる。

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