自律訓練法の医学

久しぶりに、続けて二回読み直した本。
お医者さんが書いた、「自分の病気を自分でなおしていくための本」である。
簡単にまとめると・・・。
細菌が起こす病気が主役であった時代から、ストレスが主因で起こる病気の時代に、ここ近年おおきく変遷してきている。
高血圧や、胃潰瘍、心臓疾患や精神障害、そして糖尿病や、各種のアレルギー反応などである。
このストレスというのがクセモノで、人によってそのストレッサー(原因)はまちまちなのである。
海や川が好きな人にとっては、心の落ち着く場所であっても、おぼれた経験のある人にとっては、そこは大きなストレッサーとなる。
神経の細やかな人にとっては、人付き合いや気苦労がおおきなストレッサー。
このストレスが引き起こす、自律神経失調症的な現代病は、単なる慢性的機能障害であって、病人から独立した実体的な病気ではないということである。
不眠や肩こり、頭痛や疲労感などは最新の診断装置でも実体がとらえられないのだ。
では、このような心因性のストレッサーが引き起こす慢性機能障害にどのように対処していったらいいのか。
薬で胃潰瘍を直しても、それは対症療法であって、根治にいたらない。細やかなことに心がとらわれていると、また胃潰瘍を再発してしまう。
まさに、禅やヨーガがアプローチする手段でもあるのだけれど、自分で自分の自律神経を整えていくすべをもつことである。
多少のことで、おおきく揺れない心、すぐニュートラルな状態にもどせる方法。
ヨーガクラスではリラクセーション法として、ジェイコブソンメソッドを導入しているが、この本に出てくるシュルツの自律訓練法も非常に有効ではないかと思う。
古い本だが、みなさんの手元にもぜひおいていただきたい一冊である。
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コメント
すぐに買ってしまいました。肩こりと歯ぎしりがひどいのは…。まずは小さな一歩から。
投稿: ろくにゃおこ | 2013年2月18日 (月) 15時13分
にゃおこさん、にゃおこさん
業務連絡です。
「Sunny 3巻」も出ていますよ。
しみますよ!
投稿: MARI | 2013年2月18日 (月) 18時24分