チャリティコンサート
大阪フィルハーモニー交響楽団のチャリティコンサートへ。
開催決定から10日間くらいしか時間がないから、お客様が集まるかしらとご出演のMご夫妻が心配されていたが、そんな心配はとんでもなく、発売後3時間でチケットは完売。
わたしはクラシックはまったくの門外漢なのだが、指揮者の大植英次さんのお話も、美しい楽器のハーモニーもすばらしく、自分の糧になる体験になった。
「自分たちのできることをやる」
大植さんは海外や日本各地を飛び回る過酷なスケジュールのなかで、被災地にも足を運び、おばあさんやおじいさんと話をする。
コンサートにはサプライズも用意されていて、大植さんが気持ちをこめて弾く「ふるさと」にみんなが自然と声をあわせて歌う。
歌舞伎の笙の笛ふきの福原さんが飛び入りでこられ、大植さんのピアノとあわせて「春の海」を。
繊細な気持ちをうまく表現する弦楽器とはまた趣が異なり、笙の笛は春の空気を裂くように鳴きながら飛ぶ鳥のよう。 これも、ずいぶん胸にひびいた。
そして、ドヴォルザークの新世界へ。
目の前で演奏家のみなさんが奏でてくださるのを初めて体験したが、こんな風に体も心も魂も全力をかけて、ひとつの交響曲ができあがるんだなあと感動した。
演奏家の方々が天からもらったギフトはこれからもたくさんの人々にこうやって感動をあたえていくのだろう。
大変すばらしい時間でした。
指揮者の大植さんや大阪フィルハーモニー交響楽団のみなさん、そして下支えをしてくださるたくさんのみなさんに心からの感謝を。被災地のみなさんにもどうかこの音を届けてください。
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