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2011年2月 3日 (木)

岩の神様のひとりごと

Nec_2583民話を拾遺するのが私の気長なライフワークのひとつになっている。

地方に行くたびに、そのエリアでの小出版社の民話の本などを探したり地元のお年寄りにお話をきいたり。
日本でも海外でも共通して興味深いのが、龍(ドラゴン)の存在である。
誰もみたことがないのに、世界各地にその伝説が残っているなんて。

日本でも龍の子太郎(龍のお母さんが人間の子供を育てる)のお話は各地の沼や池に存在する。
誰もみたことがない、天と地をつなぐ生き物。
きっとわたしたちの遠い記憶のなかに刻まれている実在の生き物だったのではないか。

さて、龍とは関係ないのだが、先日花崗岩選手権で子供たちと岩を登っていて思い出した民話がある。

昔から岩には神様が宿るとされ、御神体として祭られることが多い。
ある村で子供たちが毎日村の岩に登って楽しく遊んでいた。
大人たちはその岩は御神体だからと、ある日子供が登ることを禁止するのだ。

岩の神様は、実は子供たちと毎日遊ぶのがとっても楽しみだったので、誰も来ない日々がさびしくなって、岩遊びを禁止した大人の夢枕にたち(たしか大人は罰があたって熱を出すのだが)、子供たちと遊びたいから禁止しないでくれと伝える。
そして、村ではまたみんなが岩で遊ぶようになるというもの。

御神体だからさわっちゃダメというのではなくて、どんな気持ちでふれあっているかではないかと私も思う。
岩をさわるとき、私はいつも遊ばせてくださいねって心で挨拶することにしている。
山や森に入るときも。
そんな気持ちは実は通じるのではないかと思っている。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

遊ばせていただくという気持ち、
感謝の心は非生命体には
伝わらないかもしれませんが、
自分自信はそれによって安堵感が
生まれますね!

投稿: beauty | 2011年2月 3日 (木) 23時07分

そうですね、山も制覇なんていう気持ちは全く起こりません。
ここを歩かせてくれてありがとうございます、といつも思います。

それでは非生命体にも伝わるのでは?という記事を明日書いてみますね。

投稿: MARI | 2011年2月 4日 (金) 00時37分

まりさん、お久しぶりです!
私がお遍路していた時、地元の人が山に入るときは山の神様に「今から入ります、どうぞよろしくお願いします」と必ず言いなさいと言われました。「蛇がきらいなので会わさないでください」とお願いしたら絶対会わないからということも。お願い通じて一度も蛇に会いませんでした。何か通じている気がしました(笑)

投稿: ろくにゃおこ | 2011年2月 4日 (金) 01時11分

にゃおこちゃん

うん!それはとても大切なことだ!
実はニュージーランドでも私は同じことを言われたよ。

来週末の再会をとても楽しみにしているよ。(今回はお腹こわさないように・・・)

投稿: MARI | 2011年2月 4日 (金) 07時18分

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