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2010年5月20日 (木)

テンカラ

P5180312 P5180321翌早朝川を見ていると軽トラックがやってきた。

「釣れる?」とおじいさんが尋ねるので、今日は川に入っていないのと答える。

「昨日何匹?」「四匹です」というと、おじいさんが驚いて「そんなに魚影が少なかったか」と。
でもあまりたくさん釣っても食べられないから・・・というと、納得した様子。

おじいさんはどうもこのあたりの職漁師のようで、「昨日は下流で2時間で20匹しか釣れなかった」と。
20匹?と目を丸くする私に、多い日は100匹くらい釣るよと。

この沢も昔必要以上に釣って沢を荒らす人がたくさん入り、岩魚やあまごがほとんどつれなくなった時期があったそうだ。
なんとか沢を戻したいと思ったおじいさんが養殖の岩魚を運んで上流に放ったのだが、やはり人の手で育てられたものは弱くすぐに腹を浮かせて死んでしまったそう。
そこで、隣の大きな沢で岩魚を釣り、生かせたままビクで沢の最上部のたまりまで運んで野生の岩魚を移したところ、4~5年してからこの沢で岩魚が繁殖して釣れ始めたそうだ。

そんなご苦労があったとは知りませんでした、ありがとうございますというと、伝統漁法のテンカラつりを見せてくれるとのこと。
私は川虫を使うエサつりしかしたことがないけれど、エサに似せた毛ばり(テンカラ)を使うのだそう。
「こうやって糸や羽をうまく巻いて、虫みたいなハリをうまく作るんじゃ」と記念に自作のハリをくれた。
するすると沢におりて、テンカラと川虫を使い分けながらあっという間におじいさんは沢に吸い込まれるように消えていった。

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