心の自然治癒力
わたしがヨーガをみなさんに伝え始めた本当に初期の頃から、つたない私のクラスに笑顔で通ってくれていた方がいる。
私が大好きなひまわりのような笑顔の方。
身の回りのことが少し忙しくて・・・と、しばらくヨーガのクラスでお会いすることがなかった。
今年になってとっても久しぶりにひょこっと顔を出してくれて、嬉しくて少しお話していると、いろいろと環境がかわり、どうも鬱病みたいなんだと。
「ヨーガにも来たくて、ここに来ると心も楽になることがわかっているのに、身体と心がばらばらになっていて
どうしても足が出なくなるの。
建物の前まで来てなんどか帰ったんだー」と。
そうだったのか。
以前から、いつも笑顔のその方にわたしはとってもエネルギーをもらっていた。
笑顔でぽろっと語るのはご自分のまわりの環境のこと(いろいろととても大変そうなのに)。
でもいつもカラカラ笑って大丈夫だよってわたしの背中をたたいてくれていたのに。
たぶん、笑顔でいてくれる半面たくさんしんどいこと抱えこんでいたんだ。
短い時間にちょっと聞くことしか出来なかった。
ケガした傷口が閉じていくように、身体にも心にも自然治癒力がある。
人は人を癒すことなんてできない。
疲れた心や身体を癒すのは自分のとても強い治癒力である。
その治癒力が発揮しやすい環境を作ったり、整えたりするお手伝いなら出来るかもしれない。
やはり私たち生き物が最も強い生命力を発揮するのは、生と死の気配の濃いところ、おおきな自然のなかではないか。
おおらかな海辺であったり、厳しい冬山であったり、太陽や月の光のしたであったり。
だからそういう場所にみんなを連れ出したい。
出来るだけたくさん大地と結びつく機会をつくっていきます。
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