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2009年7月15日 (水)

Nec_1347岡本太郎が追いかけ続けた顔というもの。

たくさんの人と接していると顔って本当にその人の人生や人となりを表しているなあと思う。

本屋さんにきてくれる私の大好きなおばあさんは本当に後ろから光が差すようなやわらかい仏様のような顔。
ご両親を看取り、今はアルツハイマーで全くなにもわからなくなっただんな様に話しかけながら介護する毎日なのに。
だんな様を車椅子で押しながら、「まあ、もうこんなにセミが鳴いていますね」とか、「朝顔が育ってきて可愛いね」とかだんな様に話しかけている。
「この本も一緒に読んだわね」とわかっているようなわかっていないようなだんな様に見せる。
「あなたは鉄道が好きだから、この本を買いましょうね」と鉄道の写真の載った本を買って帰ってくれる。

私はだんな様が元気な頃から知っているので、せつなくて下を向いてしまう。

「でもね、わかるときもあるのよ。主人も写真を見てにこっと笑ったりするの。」とおばあさんが言う。
やさしい春のひだまりのようなおばあさんの笑顔。

顔はその人の人生、履歴書なんていらない、顔を見ればどんな人かわかる。

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