ヴェールを脱いだインド武術
神社の宮司のMさんはお話していると神道だけではなくて、かなり色々な宗教にも造詣が深い。
密教やブッディズムに関しては知識も幅広く、でも凝り固まっていないのでお話が面白いのだ。
Mさんが貸してくださった本の一冊がこれ。
これは専門書なんだけど、ずいぶんくだけていて読みやすく、内容も面白いので一日で読んだ。
インド古典武術のカラリパヤットのはじまりとその訓練法や武器、拳法術。
2章ではアーユルヴェーダにおけるマルマ(中医学でいうツボ)学や気、プラナの流れなど。
そして3章では密教、タントラ医学へと続き、究極のマッサージとはという幅広い展開である。
インドで始まり練り上げてこられた武術だけあって、アーユルヴェーダやヒンドゥの考え方が下支えして、シンプルながら人間の能力をあますところなく引き出せるようになっている。
難しくなりがちな専門色の濃い内容なのに、さらっとした文章で読みやすい。
なによりも文献の寄せ集めではなく、著者自身が現地でフィールドワークして体感したものだから面白いのか。経験にまさるものはない。
どこかの本屋で見かけたら、みなさんも手にしてみられてはどうだろう。
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