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2009年4月

2009年4月30日 (木)

インフルエンザに対してできること

Nec_0995_2 インフルエンザの警戒レベルがフェーズ5に引き上げられた。どんどん変異しながら広まってゆくこのウイルスに対症療法の特効薬をつくるというのはかなり難しいことだろう。後手後手にまわることになるからだ。

報道の取り上げ方で、猛威におびえるひとも多いだろう。

確かにこうなってしまったら、世界的大流行がやってくるのは時間の問題だとは思う。でも、不必要におびえず自分のできることをやりましょう。

自分の免疫力を高めておきましょう。もしウイルスがやってきても、乗り越える力があればいいのです。

①目や鼻やのどなどの粘膜を清潔に保つ。(粘膜は直接外界と接しているところなので、常に雑菌がはりついても洗い流せるように潤っていなければなりません。外から帰ってきたら、手洗いだけではなくジャラネティで鼻やのどを洗います)

②鼻呼吸をこころがける。(外では必ず口を閉じて鼻から呼吸します。鼻にはほこりを取り除く鼻毛や、冷たい空気をあたためたり、乾いた空気を湿らせるすばらしい浄化機能がそなわっているのです)

③正しい姿勢を保つ。(座っているときも立っているときも、背中を丸めない。脊椎をまっすぐしなやかにして血液やリンパ液の流れを常に良好に保つ。背中が丸く内臓が窮屈になると臓器の働きも悪くなるのです)

④体を冷やさない。(冷えと免疫力は直結しています。体が冷えると抵抗力はとても低くなるので特にお腹は腹巻などを使って冷やさない。できるだけ温かいものを飲食する)

⑤空気を入れ替え、おひさまを浴びる。(ウイルスが入ってくるからと部屋を閉め切っては、気が滞り、かえって雑菌を繁殖させてしまいます。朝はとにかく家中の空気を入れ替えて気の流れをよくし、朝のおひさまを浴びましょう。日光はとても殺菌力があります。また適度な時間の日光浴は体のなかにビタミンをつくります)

このいくつかの簡単なケアにプラスして、常に深くて長い呼吸をこころがけます。ピリピリとした交感神経優位の状態から、ゆったりとした副交感神経優位の状態に切り替えるだけで、体内の白血球を良好なバランスに保つのです。

浅くて早い息は交感神経を高めます。ぜひどんなときもゆっくりといい息を。

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2009年4月29日 (水)

兵庫県立総合体育館 2009年度 ヨーガ第一期開始

Nec_0104 今年も連休明けから第一期が始まります。

第一期は5月8日・15日・22日・29日  6月12日・19日 7月3日・10日 9月4日・11日・25日   10月2日の全12回。

時間は10時から11時半

マットは体育館にありますので、バスタオルと動きやすい服が必要です。

定員の60名を超えたため、現在募集は締め切りましたが、ヨガを体験してみたい方は直接こちらにご連絡ください。

mari.henmi@gmail.com 塚本真理まで

 すでにお申し込みいただいている方へ・・・

今期も人数が多いのですが、抽選にしてせっかくヨーガをやりたい方をお断りするのがいやだったので、部屋に入る限りの人数を申し受けました。歩き回りながらみなさんに目の届くレッスンを心がけたいと思っています。

体育館のマットは幅がひろいスポンジなので、自分のヨガマットのある方はぜひご持参ください。

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2009年4月28日 (火)

YOGA リトリート 高知大岐の浜 予定

Nec_0174 Nec_0171今年の野望のひとつだった高知大岐の浜でのYOGAリトリートの日程が決まりました。

9月4日金曜日・5日土曜日・6日日曜日の2泊3日です。

大岐の浜は高知のなかでも土佐清水に位置する、山や川や海に囲まれた大地のエネルギーいっぱいの土地です。

裸足でこの浜を歩くだけでもとてもたくさんの大地の力を感じます。シュノーケルや波乗りも出来、海がめもやってくるこの浜で昼間は自由に遊び、早朝と夕方はビーチか宿の屋上でヨーガと瞑想します。

定員は20名まで。(6月締め切り)

ビーチの目の前の海癒さんに宿泊します。温泉にわざわざ薪で火入れして、お湯に力を送り込んでいる湯治の湯です。地元産の新鮮なお野菜を使ったバッフェのお食事。
http://kaiyu.in/

料金は参加人数によってきまるので詳細は後日おしらせします。

お問い合わせと参加希望のお申し込みは mari.henmi@gmail.comまで。

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2009年4月27日 (月)

春の山菜 Ⅱ

Nec_1058 Nec_1064 Nec_1057 Nec_1066 山岳部顧問のヒロタニ先生と山菜フィールドワーク二回目で今日はコゴミ。

コゴミは春の山菜のなかでも珍しくあくのない素直な万能選手。

ビタミンA、C、Fが豊富でしかも亜鉛も含まれているエネルギーいっぱいの山菜だ。

「生えているからといって摘みすぎると来年はもう貧弱なものしか生えなくなる。一株とったら必ずとなりの株は残すように」だとか、「この大きさはかまわないが、このサイズは残してあげるように」とか丁寧に先生に教わる。

人間だけじゃなくて、鹿やツキノワグマたちも食べる分を残しつつ、生態系にできるだけダメージを与えず、来年もたくさんコゴミが生えるように。そして根っこからぬいてもって帰ったり、指で摘んでもって帰るひともいるけど、ナイフできちんと切り取らないとそこからまた新芽が出なくなるそう。

こういう情報こそ後続に伝えていかなければならないな。そして山菜が生えているからと勝手に抜くのもだめ。きちんと地元の人たちに「ここのコゴミは採らせてもらってもいいですか?」と確認すること。

こういう基本的なマナーは守って、春の山の幸をみなさんも楽しんでください。

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2009年4月26日 (日)

陀羅尼助丸 Ⅱ

Nec_1054家の陀羅尼助丸の在庫が少なくなってきたので、高野山の薬局で陀羅尼助丸を見つけて購入した。

薬ふくろに「この陀羅尼助丸はお大師さまの御相伝薬でありますから難病治癒、健康増進、無病息災、延命長寿に常用下さい」と書いてあった。

ずっとこれをのんでいるのというと、薬局のおばあさんは嬉しそう。「それはありがたいこと。よく効くでしょう」と。「いつも30粒のんでいるの」というと、「それは多いよ、これは粒が少し大きいぶんだから一回10粒にしなさいよ」と念をおされる。
なぜか消費税はいらんとおまけしてもらった。

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2009年4月25日 (土)

龍神村から高野山へ

P4250047 P4250043 P4250051 Nec_1048 Nec_1049 Nec_1051 日高川をそのまま北上すると龍神村である。

龍神温泉は日本三大美人の湯とうたっているだけのことはあって、泉質はすばらしくトロリとした透明のすべすべ湯である。

こんな小さな村に「曼荼羅美術館」という看板が。

静かな渓谷のなかで降りしきる糠雨のなか、ブッダアイが霧の中に浮かび上がっていた。訪れたのが早朝だったのでまだ開いていなかったけれど、ぜひここには次回来てみたい。

そのままけっこう険しい山岳ロードを抜けて、標高1300メートルの護摩壇山経由で高野山へ。

日本にいつどんな形でヨーガが最初に入ってきたのかがここしばらくの私の知りたいテーマだったのだが、やはり密教という形で(雑密はその前からぼつぼつ伝わってきていたが)空海が大陸から伝えたようである。

空海にかんする伝説はたくさんあるけれど、やはり高野山でずっと行を続けた空海の霊廟のある高野山にいってみたいと以前から考えていた。龍神側からぬけるとまず大きな杉並木に囲まれて奥の院が。

この奥の霊廟にいまも空海の身体が安置されていて、そして未だ息絶えずやがて復活するとの言葉から、毎日あたたかいお食事が運ばれているのである。奥の院の一番奥は撮影はできないが、ものすごく大きな杉の木たちがあたりを守り、とても静謐な気配に満ちている。しかし、奥の院の入り口からずっと有名人(豊臣秀吉とか織田信長とか親鸞上人とか)のお墓のそばに日本の有名企業がこぞって大きな墓標をたてて、もうなんだか電波塔のようになっている。

空海は高野山がこんな風になるとは思っていなかっただろうなあとぼんやり考えながら、霊廟まで歩く。世界遺産になってしまったから、しょうがないのかなあ。こんな企業名をでかでかと掘り込んだ墓石こそが名誉欲というか執着心のあらわれではないのかな。

四国の遍路のお寺は高野山のほうにむいて建てられていると聞いた。霊廟で「同行二人」と書いたお遍路さんの白い衣装の人たちが般若心経をとなえている。雨音に混じって、ダラムサラで聞いていたマントラとまったく同じだなと思った。

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2009年4月24日 (金)

カヤック 日高川

P4240003P4250044 P4240009_2 P4240030 P4240037妙高か立山に春スキーに行こうと計画していたが、土曜日に天候が荒れそうなので予定を変更して和歌山の日高川へ。

出艇場所に迷っているうちに15時をまわってしまったので、とりあえず適度なエリアで原チャリを川原に置き、上流の宮代キャンプ場に車をとめさせてもらって、艇をだす。

水は澄んできれいだけど、水量が少なくてけっこうカヤックが岩をこする。
ファルト(布)のカヤックだったら一発でアウトだけど、ポリ艇なので気にせずゴリゴリしながら下る。ほどよい快適な流れで、とても静かだ。
ほとんど瀬もないし、あちこちからウグイスの声が響き、水鳥と同じ目線でゆっくり漕ぐ。
川は久しぶりだけど、やはり新緑は格別だな。
魚の群れがさっと艇のしたを走る。
夕暮れなので羽虫を求めて、水面を魚がはねる。

誰ともしゃべらなくていいこの時間はとても大事だ。

ずいぶん昔、初めてカヤックを漕いだとき、水の上なら自由で一人でぼーっとしていられると思った。体験したその日に、「これはどこで売っていて、全ての装備をそろえるのにいくらかかりますか?」とガイドの人に尋ねたっけ。
それからずっとこの艇を大事に乗り続けている。
みんなどんどん今風の短いロデオ艇にのりかえていくけど、私はこのダウンリバーに向いた素直な艇が大好き・・・というか身体の一部である。

連休はたくさんのカヤックやカヌーでにぎわうんだろうな。
キャンプ場のおじさんも連休は予約でいっぱいだと言っていた。
つかの間の静かな川だ。

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イベントおしらせ キルタン&メディテーション

Nec_0116ヨーガ友達のミユキさんとタマキさんのリードで素敵なイベントがあります。

キルタンとはヒンドゥの神様の名前を繰り返し歌うマントラ音楽です。サンスクリット語の音の波動をみんなで歌って感じることで、心の曇りをはらい感情の浄化がもたらされます。

キルタンを知らなくてもリードが歌ったものを一緒に真似ていくコール&レスポンス型なので全く初めての人でも大丈夫。
ぜひなにか音のでるもの(お茶碗と箸でもなんでもいい)を持ってご参加ください。

日時 5月5日(祝日・火曜日)
場所 大阪市北区天満4-16-5 あんじんビル3階 ろふとほうる「ザンマイムイ」
http://www.mild-square.com/
参加費 1500円(お茶・スイーツつき)
持ち物 音のでるもの
予約 お問い合わせはミユキさん
npg80202@blue-wing.jp まで。

   

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2009年4月23日 (木)

ヨーガと音楽

Nec_1046新しい試みとして、今日は変則的に1時間のヨーガレッスンのあと田中ゆかさんのハープと伊藤さんのジャンベのミニライブを開催していただいた。

みなさん、参加してくださってどうもありがとう!
新しい体験の方も何人か来てくれたおかげで、また違ったあたらしい空気の広がりを感じる。

初めて聴いた生音のハープはとても美しい音。
三種類の弦(鉄、羊の腸、ナイロン)をピンと張り詰めているので、この楽器の寿命は約100年、一人の演奏者にひとつの楽器だそうだ。毎日何度も調律して弦を調整されるそう。
田中ゆかさんは演奏だけではなく、ハープを弾き語りされ、神様が与えたその柔らかい声はミューラシアのお部屋いっぱいにきれいに響いていた。
伊藤さんのジャンベはこれまた面白いアフリカの太鼓で、こんな原始的な感じの楽器とハープって合うんかなと思って最初は眺めていたが、実はベストマッチ。
アレンジもよく、曲の魅力がひきたつ。

もの哀しいギリシャの曲やアメイジンググレイスなどその所以などもお話してくれながら、とても素敵な夜になった。

田中ゆかさんは「音による癒し」をテーマに活動されていて、ご提案すればいろいろな場所に音を届けてくれます。出来るだけたくさんの人に触れてもらいたい素晴らしい音です。
言葉でたくさん書くより生音が一番、また合同イベントなど企画してお知らせします。

イシハラさんに口琴をいただいた。これはベトナムのもの。
「簡単やで!」って言われ、イシハラさんは上手にミヨーンミヨーンと演奏してくれたけど・・・なんかまだうまくミョーンと響かないので毎日携帯して時間のあるとき練習します。

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2009年4月22日 (水)

ミューラシア 2009年5月のレッスンのおしらせ

Nec_0117 2009年 5月のミューラシアレッスン開催予定日について

5月7日・14日・21日の木曜日 18時半から20時まで
一回 1500円

ヨガマットかバスタオルをお持ちください。

ナディ(気の通りみち)を整えるをテーマに動きます。
質問のある方は mari.henmi@gmail.com まで。

ミューラシアの場所は下記をご覧ください。http://www.mmjp.or.jp/mulasia/space/

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2009年4月21日 (火)

外ヨーガのおしらせ

Nec_0148外ヨーガやります。

日程 5月17日(日曜日)9時半から11時

場所 浜寺公園

参加費 ドネーション

集合 南海羽衣駅 朝9時(改札はひとつです)

持ってくるもの 動きやすい服・ヨガマットかバスタオル・水

雨天中止 前日の22時このブログで催行をおしらせ

園内が広く、場所の特定が難しいので参加希望者は事前にメールをお願いします。
ヨーガが初めての方も大歓迎です。

ヨーガのあとピクニックランチを予定しています。
お時間のある方はお弁当・おやつなどをご持参ください。(近くにスーパーあり)

羽衣駅には南海なんば駅から和歌山市ゆき、関西空港ゆきなどに乗ります。
普通・準急・区急・空港急行・急行はとまりますが、特急・サザン・ラピートはとまりません。

お問い合わせと予約は mari.henmi@gmail.com まで。

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2009年4月20日 (月)

神様のあたえた力というもの

Nec_1038_3  ライブがあるって知らなかったけど、ヨガの友人とアバロンへ。

リョウヤさんがいつもと同じおいしい野菜料理を次々と出してくれる。どれも旬の野菜の力を最大限に引き出す上手な調理方法。感謝していただいています。

ゆっくりと始まったライブ、きょうはガンコさんの作った独特のGANKOという楽器と、ロードくん(なんと17歳)のデジュリドゥや口琴、そしてアコーディオンや笛などのセッション。

GANKOはインドネシアのガムランの音をもう少し洗練させたような、メタリックだけど体にしみこむような美しいなんともいえない音。ちゃんと音階もある。

ロードくんのデジュリドゥに言葉をうしなう。ありとあらゆる音がちりばめられているというか、太古の記憶がよみがえってくるというか。

ガンコさんに合わせて、ロードくんアコーディオンを弾く。これはなんだか体がふるえた。わたしの血のなかのなにかが知っていたような気がする。懐かしいけれど、どこかに帰っていってしまいそうで怖い。

ロードくん手作りの笛につづく。目を閉じて聴いていると、えんえんと続く砂の迷路のなかに自分がいるような気持ちになった。砂だけでできている美しい景色が次々とかわる。出口を探しているんだけど刻々と景色がかわって見つからないのだ。でも音も景色もあまりにも美しいのでもう出口を探さずにここで朽ち果ててしまってもいいのかな、などとぼんやり幻想と遊んでいるうちに演奏が静かに終わった。

続いてロードくんの口琴とGANKO。こういう人はきっとどの楽器をもたせても奏でてしまうのだ。うまいとか下手だとか技術的なことじゃなくて、彼のなかにすでに音が満ちていて、それを楽器というツールで世界に送り出しているようだ。

神様にあたえられた力、ギフト。そういうものを圧倒的に感じる人ってたまにいる。まだ若く荒削りで素朴だが、音のエネルギーでたくさん語りかけてくれた。音というのは万人に共通する言葉の壁をこえたツールだね。

お客さんもぞくぞくとセッションに加わっていく。アフリカの素朴な楽器やデジュなど、みんなプロのような腕前の人たちが即興で合わせていく(できるのよね即興でも)。

あまりにもライブがすばらしかったので、友人たちとはため息をつくばかりでなかなかお話できなかったが、偶然のプレゼントのような一日だった。写真はライブ後GANKOをさわらせてもらって上手に奏でるテルちゃん。

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2009年4月19日 (日)

甲子園口市民館 5月 ヨーガレッスンのおしらせ

Nec_0104 甲子園口でのヨーガレッスン 2009年5月の開催日のおしらせ

場所 西宮市甲子園口北市民館(JR甲子園口北側 徒歩7分 山手幹線   北側の熊野神社前 松並公園のなかの建物) 会議室(人数によって場所変更あり)

日時 5月7日・14日・21日(木曜日) 会議室

    5月19日・26日(火曜日) 和室

時間は10時から11時まで(約1時間) 

料金 お部屋代金の募金(500円)

持ってくるもの ヨガマットかバスタオル

予約はいりませんので直接お出でください。

きちんと汗をかける身体をつくることをテーマに行います。解毒の器官である肝臓の負担をかるくして、老廃物をうまく排泄しましょう。

火曜日は和室で指導担当は森本・横谷が行います。
木曜日は現行どおり、会議室で塚本が担当いたします。

ご不明点はmari.henmi@gmail.comまでメールでお問い合わせください

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2009年4月18日 (土)

中医学 Ⅲ

Nec_0996治療に行く前からわくわく。
病院がきらいな私にとって、わくわくしながら病院に向かうなんて初めての経験だ。

今日はツダ先生。
実はちょっと昨日タラの木を見上げすぎて、寝返りのように首に痛みがあった。
最初にちょこっと先生にそのお話をすると、ふーんとわたしの身体をひとしきり診てから、左の鎖骨の下の一点をぎゅーっと押す。
めちゃくちゃ痛い。右の同じ場所は痛くない。
腕をななめに押し上げたり、少し力を入れて引いたりして簡単な調整をすると・・・
あっという間に首がくるくると動くようになった。
「これはどういうことでしょう、鎖骨のしたの筋肉の詰まりですか」と尋ねると、「右足首やね」と言われた。

先生が左右の足首をゆっくりまわす。
たしかに右はなんだか引っかかりがある感じ。
山のなかでちょっとひねったのか。

「首だけが悪いんじゃないんだよ。どこかの不調和がつながっているどこかにでるというのが中医学の考え方。だから膝が悪いからといって膝だけにきく薬を飲んだりしても、その症状の根っこを探さないとまた再発するからね。一人ひとりの身体のあり方や癖、その弱いところに色々な形で出る症状をさぐって原因を探さないとね。」

すっすっと針を刺しながら興味深い話を先生が話してくれる。
経絡の話や湿布の正しい使い方など。
今まで本で読んだだけだった知識を私の身体を使って実地で施術してくれるなんて、もう願ってもない機会である。
「今どの経絡に針をさしているんですか」とか聞きたいこと全部質問。(そしてちゃんと答えてくださる)

ありがたいことです。勉強になります。

温湿布と冷湿布の使い分け・・・患部が熱をもって炎症をおこし腫れているようなら冷湿布。そのときたとえば膝が患部だとしたら膝は冷やして、末端の足の裏は温める。
末端からの血流はよくして早く回復する流れを膝につくるためだそうだ。
炎症や腫れはないけれど、鈍痛があるときなどは温湿布であたためるのだ。

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2009年4月17日 (金)

春の山菜

Nec_1014 Nec_1002 Nec_1016 Nec_1017 Nec_1018 Nec_1020 Nec_1023_2 Nec_1028山岳部の顧問のヒロタニ先生に山菜フィールドワークに連れて行っていただく。

お天気が心配だったが、雨もあがり気持ちのよい春のひざし。

今日のテーマはトゲのある木。
強烈な藪漕ぎをしながら(本当にトゲのある木ばかり)体中びりびりになりながらもタラの木やカラスザンショウの木をさがす。

これはタイミングがあって、先週でも早いし、来週ではもう取りつくされてしまう。
皮の手袋でトゲトゲの枝をひきよせて一番上の芽を摘む。
目がなれてきたらだんだん見つけられるようになってきた。

白いとてもいい香りの花はあけび。
あけびのつるの新芽はおひたしにするとほろ苦くてとても美味しいんだよと先生が教えてくれた。

夕方まで遊んでわくわくしながら家に帰り、さっそくおひたしと天麩羅にする。
天麩羅は衣はほんの少しでかりっと揚げて、ヒマラヤの岩塩でいただいた。

ほろ苦い春の香りは言葉を失うぐらい美味しかった。
もちろんつきものの日本酒も万全の準備で。

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2009年4月16日 (木)

倒立

Nec_0993ミューラシアでは床がフローリングのこともあり、練習してこなかった倒立。
今日は人数が少ないし一人ずつサポートできるので一度やりかたの説明をして全員初めてのチャレンジ。

なんと初めてトライした神ちゃんがすーっと一発できれいな倒立。全く力の入らない素直な動きだ。
身体の出来ているIさんもさくっと足あげ。

そしてミチコさん。膝の調子も悪いし無理しないでねというが、「やってみます」と。
なんとするするときれいに倒立できた。

な、なんなんでしょう初めての倒立で全員完成。
人によったら練習に練習を重ねてやっとやっと出来るようになるんだけれど。
無駄な力が入っていない。
わたしは足をあげていくとき目をあけているんだけど、ミチコさんは「目を閉じたほうが雑念がわかないから閉じました」だって。
素晴らしいです。

よどみがないというか澄んでいるというか。
みなさんも雑念で身体が翻弄されるときは、倒立瞑想してみるとそのときの心の調子がわかるかもね。

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2009年4月15日 (水)

ぎゃああ

Nec_0973どんなに日中ヨーガの時間にいい呼吸をして、副交感神経を優位にしても、今年の試合にははらはらして交感神経が強烈に優位に立ってしまう。

なにが起こっても出来るだけ心穏やかに過ごしたいと望んでいるのに、テレビの前で「ぎゃああ」と声が出てしまう。

みんな頑張ってるんだけど、調和が乱れているんだよね。身体でいうなら未病段階という感じ。

仲良しの虎きちのKおばあさんが今年はシーズンシート2席も購入、時々一緒に行くことにした。
甲子園球場で深くて長い呼吸が出来るだろうか。

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2009年4月14日 (火)

チベット医学の真髄

Nec_0986最近読んだ本のなかですばらしかった一冊。

この本だけは手に入れたその日に全部読破した。
精神論や薬草学に偏りがちなチベット医学の本のなかで、総合的にとてもわかりやすく整理されている。

アーユルヴェーダの本を訳されている上馬場和夫さんの監修でたくさんの美しい写真とともに、チベット医学に初めて触れる方からでもわかりやすいようにきちんとチベット密教の説明から解き明かしている。

2009年1月にガイア出版から出版されたところだ。

チベット医学の歴史、宗教と医学の基礎理論、診断法、食事とライフスタイル、治療薬、内なる世界、薬師如来の修法儀礼など幅広い内容だ。

この本を読んだらチベット文化圏に行きたくなることは間違いない。

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2009年4月13日 (月)

中医学 Ⅱ

Nec_0984今日は院長先生の診断。

免疫や自律神経についてのわかりやすいお話のあと、すばやい触診で身体の手足のあちこちに蛍光ペンで印をつけていく。

わたしの膝の組織が今どうなっているのか、絵に描いて説明してくれる。(膝の権威といわれる某総合病院でMRIを撮ってもわからんといわれたのに)

同時に6人の患者をあちこち行き来しながら、丁寧な説明をしてくれる。
わたしは今日は針と(前回とは少し違う場所だった)瀉血。
瀉血ももちろん初めての体験なのだが、膝の組織のまわりにたまった古く滞った血を外に出すことによって、患部に新鮮な血液をおくり回復を早めようというもの。
皮膚をほんの少し針でついて血を出し、その上に小さな金魚ばちのような血を吸い上げるための吸いだまをつけてしばらく置く。
首にも針がついているのでそーっと上半身をおこしてどんな風になっているのか覗く。
吸いだまに引っ張られてちょっとずつ血が出てきている。

ツダ先生もそうだけど、院長先生はもうびっくりするほど針を刺していくのが早い。
まばたきする間にすっすっと。

その後毎日やる体操を教えてもらって今晩は終了。
素晴らしいです。こんなお医者さんが日本にもいることを知りませんでした。
次回は血液の免疫力を調べる検査と、骨格のゆがみやねじれを調べる検査の予定。
お話やわたしの身体でやってもらうこと全てに興味がある。
すごい学びの場です。

行きの電車にのっていたチェブラシカ。
出入り口の上にどーんとのっていました。な、なぜこんなところに。

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2009年4月12日 (日)

インド番外編 Ⅷ

Nec_0887ダラムサラの小さなお土産やさんでのこと。

念珠を捜していて、ふらりとのぞいた店でいくつかの念珠のなかに品質のよさそうなルドラクシャがぶらさがっていたので店に入ってさわってみた。

いくらと尋ねるとけっこう高額。

「本物だよ」と陽気な店主が言う。「本物のルダラクシャは、水に浮くんだよ。偽ものは沈むから見ていてごらん」

店番の小僧に水をくんでこいという。

「いや、わざわざ水に漬けなくていいよ。値段も予算より高いから」と言ったが、まあまあ見ていて絶対浮くからという。走ってもどってきた小僧、小さなチャイのグラスに水をくんできている。おっちゃん、困惑顔をしながらぎゅっとグラスにルドラクシャをつめこんで(どぼどぼと水はあふれ)一緒に眺めるものの、コップにみちみちに念珠が入って浮いているかどうかもわからない。

「これじゃわからないね」と一緒に笑い出した。値段も高いしさっさと出ようと思ったけど、おっちゃんが面白くてちょっとしゃべる。

ルドラクシャの意味はね・・・としゃべり始める。ルドラがヒンドゥのシヴァ神の化身、クシャが涙だからシヴァの涙という意味なんだ。これはインドの樹だからね、こういう(他の木の念珠を見せて)輸入品とは違う。オリジナルだからね。

どうも多くの念珠というものはインドネシアあたりから輸入するらしい。

「ブッダが悟りをひらいたのもこの菩提樹の下だしね」というと、その通りだという。「いくらなら買うんだ、値段は相談するよ」というので、実は私はひとつ持っているのよという。ヨーガの自分のグルにもらったのと。

「この珠は108個あってな・・・」  煩悩の数だね。「マントラを胸のうちで唱えながらこうやって念珠を繰ることを・・・」  ジャパだね、といくつかのやりとりがあり「お前は日本人で観光客なのに割とよく知っているな。ヒンドゥ教か?」という。ヒンドゥではないけれど、ヨーガを学ぼうと思ったら自然と知ることになったんだよという。

「でも、今のインドのヨーガの教祖なんてほとんどニセモンだぞ。ひげ生やしてオレンジの服を着たらわしだってすぐにサドゥだしな。それでマントラのひとつも唱えたら外人はみんな喜んでお布施するしな。宗教と信仰は似ているようで違う。人が群れて団体をつくると絶対そこには純粋な宗教がベースであっても、金がついてまわる。本当の信仰というものは声に出さなくても、群れなくても自分の胸のうちにあるものなんだ。」

このおっちゃんなかなか面白い。こんな会話が普通に小さなお土産やさんでなされるのは宗教や信仰がとても自然に生活にとけこんでいる地だからだ。

なんだかんだと40分ほどしゃべっていた。「日本人はあまり値段も聞かず(だからふっかけるんだ)、宗教具をただのお土産としてごっそり買っていくんだよ。あれ、何につかうんだ?」 なるほどね、そうだよな。日本に遊びにきている外国人がわけもわからず仏像などをごっそりインテリアとして買ってかえっていても、ふーんとしか思わないもんな。

結局、おっちゃんの提示する金額の5分の1くらいの金額しか残っていないし(出す気もないので)、「今回はあきらめるわ。でもすごくお話が楽しかったわ。ありがとう」というと、「わかった、今度もう一度来るならそのときはお前の言い値で売るよ(今売ってくれよ)」と。

「カシミールに行くの」というと「おお!あそこは独特の文化があってヒマラヤのふところの素晴らしい場所だよ。気をつけて楽しんでおいで、そしてダラムサラにもまた帰ってくるんだよ」って。「ルドラクシャを買いにね」「そうだ、これを買うためにだ」

握手しておっちゃんと別れた。

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2009年4月11日 (土)

中医学とHAPPY YOGA

Nec_0937ユキコさんが以前からかかっている中医学の鍼灸医院に連れて行ってもらう。

家からは1時間くらいかかるが、お天気もよくもっと歩きたいくらい。
たくさんの患者さんのあいだをくるくると動き回りながらツダ先生は身体や筋肉、そしてその不調和な部分についてとても的確にわかりやすく説明してくださった。
「この角度ならこんなに力が入るけど、ゆがんでいるとこうなるでしょう」などたくさんの実験をくりかえす。

末端のゆがみやずれが基幹をぶれさせるのですと。

私は針は初めてで、とても興味がある。先生はよどみなくすっと針を入れていく。いちいち質問するわたしに丁寧に答えてくださる。日常生活でどのようなところに気をつければいいか、どんな運動を心がければいいかを教えてもらって今日は終了。

膝まわりも楽になりなんだかとても動きやすい。本当に勉強になりました。

午後からユキコさんのヨガ友達のタマキさん、ミユキちゃん、タカちゃんと合流して主催イベントのHAPPY YOGAに参加させていただくために岸和田に向かう。障害をもつ人とその保護者の方を対象としたはじめての試み。

私は今回後ろでちょっとお手伝いさせていただくだけだったが、先生方の楽しい誘導はとてもすばらしかった。みんなで声をだしてマントラを唱え、わかりやすい呼吸法、ねこや犬や魚などの絵をペラペラめくりながら、「これはなんですかー?」「ねこ!」「では今からねこになってみまーす」といくつかのアーサナ。

最初緊張ですこし張り詰めていたみんなの顔も姿勢もゆるんでくるのがわかる。最後のサヴァアサナのときにはみんなとても穏やか。(わたしまで遠いところにいっていた)

自分たちがやってみてとてもよかったことを、出来るだけたくさんの人に伝えようというみんなの気持ちがいいかたちになった。こういうイベントはきっと口コミで伸びていくことだろう。

素晴らしい経験の一日でした。どうもありがとう!

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2009年4月10日 (金)

月夜の花見

Nec_0983クライミングの友人たちと恒例の月夜の花見。

ちょうど昨日が満月だったから、桜のはざまから美しい月が見える。
(お酒に忙しくてちょっと写真なし)

わたしは、桜は夜が好みだ。
誰もいない静まった夜にごうっと風が吹いて花びらが舞い散るのを目にすると、そこにはなにものかがいるのではないかと思ってしまう。

桜の森の満開のしたではたしかに人は遠くにひっぱっていかれそうになるね。Nec_0981

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2009年4月 9日 (木)

ミューラシア ジョイントイベントのおしらせ

Nec_0126 ミューラシアの伊藤さんのご提案で、ヨーガレッスンのあと素敵なミニイベントをしていただくことになりました。

4月23日木曜日にヨーガは通常通り18時半から行いますが、19時半までの1時間のレッスンに変更します。
その後、大阪出身の田中ゆかさんによるハープと伊藤さんのジャンベ演奏ミニライブを予定しています。

なかなか普段ハープやジャンベなど生で聴くチャンスが少ないので、ヨーガに間に合わない方もぜひミニライブだけでもおいでください。

ご質問のある方はmari.henmi@gmail.comまで。

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2009年4月 8日 (水)

瞑想のとき

Nec_0954山や川や海にでているとき思うことがある。

お寺やヨーガの場で瞑想しているのと同じだ。
ヒマラヤの山のなかをえんえんと歩いているときも、雪山を一歩一歩登っているときも、最初はいろいろな考えが頭のなかをよぎって浮かんでは消え浮かんでは消えするけれど、いつのまにか無心になっている。

ただ自分の呼吸が聞こえ、足は歩き続けているけれど、大地の上で、空の下で頭と心は空(くう)である。

山のなかでは、いらないものがどんどんそぎ落ちていって、ここに今歩いているけどここにいないような気持ちになる。

まちのなかでやるように、気を集めたりしなくても、透き通った光がどんどん身体のなかに入ってくる。
自分まで透けていきそうなのだ。

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2009年4月 7日 (火)

やまの幸

Nec_0974 Nec_0975水上の道の駅で購入した地元産のきのこたち。

他にも行者にんにくやクルミ、米やたくさんの野菜が並んでいた。

アンドリューワイル博士が書いていたけれど、日本ほど菌類の種類の多い場所はなく、がんの予防などにも効果があると考えられているそう。
ぜひ一日一きのこを。

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2009年4月 6日 (月)

テレマーク 巻機山

Nec_0958 Nec_0960 Nec_0962 Nec_0971 Nec_0951巻機山はゴンドラもリフトもない。
すべての高度を自分でかせがなくてはならない標高差の大きなコースである。

清水の集落はその地名どおり清らかな雪解け水が流れ、とても豊かだ。

民宿の裏手からシールをつけて雪のついた林道をしばらく歩く。
米子沢を越え、林道からはずれて樹林帯の山に入るとどんどん傾斜が急になっていく。
朝は重い雪、スキー板のとりまわしが難しい。
小さな尾根に出るまでますます傾斜が厳しくなり、板をはいたままではもう登れない。
板をはずしてザックに取り付けて、ずぼずぼと沈むつぼ足で登る。
もう手も使わないと無理。
こんな四足で登らないといけない斜面をいったい私は滑って帰れるのだろうかと不安になりながらも、後戻りできないので登り続ける。

辛い急斜面を登り尾根筋に出る。
顔をなでるとザラザラ。汗がかわいて塩になっているのである。人間ってこんなに粉こなになるのかなあと疲れた頭でぼーっと考えながら歩く。

尾根筋から少し傾斜はましになるけど、えんえん登り。板をはいた足が重い。一歩一歩にものすごく時間がかかる。
樹林帯のきれたところ(1500メートルくらいか)で、視界がひらけた。
360度の大パノラマである。
朝みあげていた岩峰がすべて自分の眼下にある。
遠く真っ白に光っているのは尾瀬のあたりの山々のようだ。
目が痛くなるほど空が青い。
空にすいこまれていきそうだなあとぼんやりした頭で思う。
雪山は神々しく、いい鈴の音がして山のかみさまや仏様がおりて来られそうである。

こんな雪しかない高い山の上で目の前をすいーっと鳥が横切った。
「ガルーダのかみさま、もう足が重くてあがりません。力をかしてください」と心でつぶやくと、なんだか少し身体が軽くなってもう少しだけ登ろうと思う。

近くの沢筋で雷のような落石のような地響きがした。
はじめて雪崩の音をきいて、足がすくむ。

巻機山の手前にある前(ニセ)巻機山の山頂部はクラスト、かなりの急斜面でしかも樹林帯なし、滑落したらどこまでもコースである。
エッジがきかなくて怖い。
結局この時点で14時をすぎていたので、巻機山山頂はあきらめ、前巻機山からシールをはずして下山を始めた。

急斜面をこわごわ降りるとあとは美しいおだやかな斜面、のびのびと滑る。
登るのはものすごく時間がかかるけど、すべりは一瞬である。
お天気に恵まれ、快晴無風の山のてっぺんで、この世のものとは思えないほどおいしいカップ麺を食べてブナの森をゆっくり滑り降りる。

四足で登ってきた急斜面を雪崩をおこさないようにずるずるとゆっくりなんどもターンを繰り返しておりる。
17時半ころ車に戻ってくる。
無事に帰れて嬉しい。
クライミングで故障している右ひざはもうはげしく痛み、持ち上げることも出来ないくらい疲れている。
温泉でゆっくりあたためて疲れをいやした。

辛い行程だったけれど、これほど眺望の美しい山もまたとない。
たしかにあの景色は登りの苦労を補ってあまりあるものだ。
そして、(あんなに登りが辛くて苦しかったのに)また巻機山にはぜひ登りたいと思ってしまうのである。
自分の足で高度をかせいで一歩一歩登った山、なんともいえない充実感がある。

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2009年4月 5日 (日)

テレマーク 神楽峰

Nec_0930 Nec_0939 Nec_0942 Nec_0943かぐらスキー場は関越道から近いからか、かなりガシャガシャした雰囲気。
駐車場ではスノーボーダーたちが大音響で音楽をかけて車のまわりで踊り狂っている。
すぐにUターンして帰りたくなるが、ちょっと我慢してさっさと駐車場で着替え、山に向かう。

山頂までいけるだけのリフト券くださいというと、ロープウェイ・ゴンドラ・4本のリフト(そんなにのるのか)を合わせて3100円だった。当日券並みである。
でもあんなボーダーたちに混じってゲレンデで滑る気はないので、とにかくたくさんのチケットをにぎりしめて山頂へ。

朝はまだ雨が残っていたがお天気は急速に回復しつつある。
山は天候がかわるのが早い。
山頂でスキーの裏にシールをつけて歩き始めるときには、とぶように雲が流れ、急速に青空が天に広がりつつある。
日曜日だからかけっこうスキー場最上部から気軽な装備(というかてぶら)でハイクアップしている人がいる。
ゆるゆると登りほどなく尾根にでた。
眼下には小さくかぐらスキー場も見える。
雪をすくってお湯をわかし(冬山は水を持ってあがらなくていいから楽だ)、カップ麺を食べようとしたらなんとお箸がない。
やむおえず、近くのハイ松までズボズボとつぼ足で歩いていって、お願いして枯れ枝を分けてもらってお箸にする。
柔らかいからビヨンビヨンとはねたけど、おかげさまでお昼ご飯が食べられた。

強風のため山頂付近はクラストしている。
表面はパリパリで踏むと亀裂がはしり割れていくが、その下は重い雪。
かなり難しい雪にてこずる。
凹凸もない斜面で何度も何度も足をとられて大転倒する。
首がもげてとんでいくのではないかと思うくらい、がっくんと転ぶ。
4月の悪雪である。
せめてもう少しあたたかくなってザラメになればかなり楽なんだけど。

山頂から中尾根にでてそこを尾根沿いに滑っておりる。
右側は切れ落ちていて雪庇がはりだしているので、雪庇を踏み抜かないように出来るだけ左の樹林帯よりを滑る。
ぐさぐさの雪に苦労しながらなんとかスキー場に出た。
ゆっくりゲレンデを滑って駐車場にむかうが、行きはロープウェイだった登りは下山コースが開かれている。
初中級者はロープウェイをご利用ください。上級者のみ!危険!と書いてある。
そんな下山コースあるのかと思っておりてみたら、本当に激しい下りだった。
ゲレンデはなだらかなのに、下山コースはすごい急斜面ってなかなか極端なスキー場だなあと思いつつ丁寧におりた。

湯沢に古くからある山の湯(400円)で足の疲れを癒した。

まあ昼からでも充分いって帰ってこれるお手軽なコースだ。
ほとんどの高度をリフトなどでかせぐので、まあ入門コースとして山に入りやすいのではないか。

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2009年4月 4日 (土)

上越へ

Nec_0941レッスンのあと運転して上越にむかう。

雨が残っているがもしかしたら山の上では雪かもしれない。
吹田からのって土曜日早朝に湯沢インターから出たら高速代金は1600円だった。
休日1000円というのはやっぱり本当だったんだ。

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2009年4月 3日 (金)

インド番外編 Ⅶ

Img_4506 Img_4471 Img_4577 Img_4693私の好きな乗り物特集。

パタンコットからダラムサラに行くときに次々と人が走ってきてつかまり、傾いたバス。

そして次々と手をはなして途中下車していく。
こんなの日本でやったら「危ない」ってめっちゃ怒られそうだけど、みんな飛びついては飛び降りている。
なんかインドの人って生き生きとその日をいっぱい生きている。そして我慢というものをしない。とにかく自分がやりたいことをやるので、クラクションなりっぱなし、追い抜きをかけている車を逆側から追い抜くなどなどもう無法地帯である。でもよく考えると、我慢ばっかりしてストレスをかかえている日本人より余程健康に見えるが。
まあでもインドでは絶対に運転したくないなあ。

パハルガムを走っていたものすごい装飾のバス。
前からチェーンなどをたらしているので、「これ何のため?」と尋ねると、「いいだろう」と自慢された。
派手なのがいいんでしょうねえ、とにかく。
次回はインドのデコトラをぜひ撮影してまわりたい。

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2009年4月 2日 (木)

インド番外編 Ⅵ

Nec_0855カシミールティのつくりかたを教わってきた。

寒いカシミール地方ではみんなが一日に何倍もこのお茶を飲んでいる。たしかにこのお茶をいただくと身体が温まるのだ。
ダラムサラではしょっぱいバター茶だったが、同じように身体を温める成分がいっぱい入っている。

生姜2スライス・カルダモン・シナモン・サフラン・グリーンティを15分間煮詰めて、砂糖やはちみつをたっぷり入れて飲む。
シナモンは木の皮のようなものがごろんと入っていた。

サフランはとても高価なので、にせものも出回っているらしい。サフランを買うときはひとひら手の上にのせて、ちょっとつばをつけた指で花びらをなで、赤い色が出なかったらにせものらしい。
「買うときは必ずそうやって品質を試すんだよ」と教えられた。

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2009年4月 1日 (水)

インド番外編 Ⅴ

Nec_0850鉄道の駅でたくさんあったもの。

「体重計」

なぜ鉄道のプラットフォームなのか、そして大人から子供まで喜んで体重計に並んでまで乗るのかわからない。
(日本人の女性ならぜったい嫌がるだろうな)
まわりのみんなも計っている人の体重を一緒にのぞいて、きゃあきゃあと言っている。

そういう文化なのか・・・?

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