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2009年2月18日 (水)

チベット医学に学ぶこと

Nec_0766最近読んだ本のなかで久しぶりにすばらしいと思った一冊。

ヨーガのレッスンで知り合った生徒さんがぜひ先生にも読んでほしくてと貸してくれたのだ。
読み進めていて、これはと思った。もう絶版ではあるが、なんとしてもこの本は手元におきたい。
古書を探してなくならないうちにすぐに取り寄せたのである。
著者は日本人だが、チベットの僧院でチベット仏教と医学を修めた医学僧の方。
日本では医者であり僧侶であるというと不思議な感じがするけれど、チベットでは僧侶と医者は切り離して考えるものではなく、医者であるためにはまず出家してチベット仏教の修行を積まなくてはならないのだ。
医学は仏教理論の延長線上にあるからだ。

ヨーガを学んでいくうちに少しずつわかってきた。
すべての智慧は切り離してそこだけを使うなんてことはありえないのだ。
ヒンドゥ教というベースなしにヨーガを含むヴェーダは成り立たない。
それを一部だけその土地から持ち出そうとすると、うわついた軽い根っこのないものになってしまうのだ。
ヨーガも大きなヴェーダの智慧のなかの幹のひとつだから、そこだけぽっきりいただくなんてことは無理。
ヒンドゥという日々の生活の基盤の祈りのなかで、組み込まれている生きかたの智慧なんだから。
だからアメリカや日本など土壌のないところにやってきたヨーガは(メディアの責任も多分にあるが)ただのアスレティックなストレッチ運動で終わってしまうのだ。

チベット医学は基本的に大乗仏教の思想のベースのうえに成り立っている。
もととなるのはインドのヴェーダで、人間の身体をタイプにわけて分類し、ヒマラヤエリアの薬草や鉱物などいろいろなもので調整していく。
身体の調子も心の調子も表裏一体だから、症状だけを薬でおさえるのではなく、心も健康な方向に導かれるように仏教の理解が必須なのだ。

ここのところずっとチベット関連の本を読んでいるが、この本は実にわかりやすかった。やはり日本人の方が書かれたということもあるし、とてもシンプルにまとめてある。
病気別などで分類するのではなく、「誕生」から「死」までという流れで表現されている。

もっと知りたいと思った。

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コメント

いつだったか
ネットで見つけて気になっていたのに
時間が過ぎるとともに
すっかり忘れていた書籍
また出逢うとは…驚きました。

これは読めとの天からのお達しに違いない!!
と、早速 近所の図書館へ。
運良くみつけました!待っててくれましたよ~
今読み進めているところです

投稿: ヨ-コ | 2009年2月22日 (日) 18時17分

図書館にあるなんて!
でも手元にくるべき運命の本だったのでしょう。
ナチュラルメディスン以来、久しぶりに傍らにおきたいと思った本だったけどね。無理にあばれなくても縁のあるものは自然と手元にやってくるね。

投稿: MARI | 2009年2月22日 (日) 19時52分

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