先日の本のレビュー
100年以上も昔、「なんとしても仏教の原典がみたい」と大阪の僧である河口慧海が旅立つ。
その当時極楽浄土、天竺という仮想の世界を出ることのなかった「西蔵(チベット)」にしか、サンスクリット語の原典は残されていないという。
他国の潜入を嫌い鎖国をつづけるチベットにむかい、船でインドに入りチベット語を身につけ、国境の関をかいくぐるため想像を絶するヒマラヤ超えを単身でこなす。
仏教のおしえに沿って民衆に乞食をし、経を読みながら道なき道をゆく。
明治時代のことなのになんとリアルにすべてが伝わってくることか。
大乗仏教と上座仏教のこと、ポン教(チベットのもともの土着の宗教)やヒンドゥ、河口慧海が目に触れたまま新鮮な言葉でつづられている。
この本のことは知らなかった。
来客があったり、仕事で遅くなったりするが、とにかく時間をみつけて読まずにはいられない一冊だった。
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