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2008年7月28日 (月)

あぶないよ!

本屋に向かう途中、阪急電車の踏み切りがある。

線路を渡ろうとしたところ踏み切りがしまり始めた。手前で自転車をとめると、ひょいと閉じかけた踏み切りをくぐって線路に入る自転車が。おじいさんがよろよろと自転車を押しながら入っていった。「エエッ!」と驚いて「おじいちゃん!」と声をかけるが、よろよろと進んでいる。踏み切りの向こうの中学生の男の子とどうしようと一瞬目を合わせたが、「踏み切りあけてあげて!」と彼に向かって叫んだ。

なんとおじいは急ぐあまり車輪を線路の轍にはさんでしまったようだ。真横になった自転車をにぎったまま動かなくなった。遠くから「パアーン」と電車の警笛がなり続けている。どうしようと思った瞬間、男の子が踏み切りに入り、自転車ごとおじいをつかんで引きずりだした。

ギリギリでおじいは引き出され、と同時に電車がパーンと通過した。胸がどきどきして、へなへなと腰が砕けそうになった。男の子に本当にありがとう!と叫んでから、お礼もいわずによろよろと歩いていくおじいの肩を無意識でつかんでいた。

「ちょっとおじいちゃん、あぶないよ!踏み切りしまりかけてるのに入ったらあかんよ!絶対!」というと、「うんうんでも暑いからなあ」とかぼけたことを言う。「音が聞こえなくても、踏み切りが閉じるのは見えたでしょ!」とさらにたたみかけると、またまた「うん、でも暑いから」という。

なんだかわかっていないのかもしれないけど、あの男の子がいなかったら本当にどうなったか。私ひとりだったら助けられたか?電車が見えてから、通過までの距離が実ははっきりわかっていないことに今日気づいた。とっさのときにできることってどれぐらいあるんだろう。男の子のとっさの勇気と判断に感謝した事件だった。

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コメント

あんまりにも怖くて3回も読み返しました。

中学生君もまりさんもくれぐれも無理しないで。

でもやっぱりおじいちゃん、アンタがあかんわ~。

以前、なぜ無理な横断をするかというJAFの特集で、自分が渡れる距離とか、速度とか、近づいてくる車のスピードと距離の関係が読めないから(このくらいなら自分の歩く速度で渡り切れるという目算に誤りがある)と書かれていましたが...

あ~でもこのじいさん、きっとまたやるなあ~、あ~本当にどうしよう...

投稿: みちよ | 2008年7月29日 (火) 10時25分

間違いなくおじいはまたやると思います。でもああいう危機管理能力がぼけて体は元気というのが一番やばいです。ついていって家族にきちんと話したいと思いました。自分のできることを改めて考え直す機会になりました。

投稿: MARI | 2008年7月30日 (水) 07時02分

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