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2008年5月20日 (火)

呼吸とこころ

Img_2220 呼吸が浅くてはやいときはこころもザワザワして落ち着かない。

呼吸が深くてゆっくりしているときはこころも静かで澄んでいる。

ヨーガの(ヴェーダンタの)考え方で、面白い言い回しがある。「湖にさざなみがたっているときは、水の底にある美しい石をみることはできない。さざなみがおさまり、湖面が澄んでいるときにだけ、水の底の美しい石を見ることができる」と。

身体という小さな宇宙にも同じことがいえる。さざなみが鎮まれば普段気づかなかった自分の本質部分をゆっくり観察することができるのではないか。ではどうやってさざなみを鎮めればいいのだろうか。

心臓や胃や腸の動きは本人が眠っていても勝手に動いている。これらの器官を自律神経系が司っているからだ。目でものをみたり、ものを食べたりこれは自分の意思。自分の意思でも制御できるし、眠っているときは自律神経が司る唯一の機能が呼吸である。つまり自律神経系に自力ではたらきかけられる唯一の方法が呼吸だといえる。

呼吸がととのえばまず身体がととのい、こころもゆっくりととのってくる。こころがザワザワする日こそフーっとゆっくり息をして、気持ちのいい場所で体中の空気をいれかえて、縛られた気持ちから手を離すことこそヨーガの真髄ではないかと思うのだ。

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