不思議な家
昨年ハワイ島に渡ったときのこと。一週間ヴァケーションハウスを借りることにした。ネットで調べていろいろ迷ったが、お天気がつねによいコースト添いではなく、毎日雨が降るプナという森のなかの家を選んだ。家の中は仕切ってあって、大家のおかあさんも二匹の犬とそこに住んでいる。
「はじめましてー」と訪れると二匹の犬と、ヒッピー上がりのアメリカ本土から移住したお母さん、チベットのタンカやシバ神の置物、ヒーリングストーンなど面白いものに迎えられる。テレビがないのはいいんだけど、びっくりすることに窓ガラスなし。全部細かい網が張ってあるのだ。「森のエネルギーがいっぱいもらえるわよ」とお母さん。
まあ屋根つきキャンプみたいなもんか。バシャバシャ降るスコールのような雨で部屋のなかにも霧がたちこめている。洗濯物乾きません。まあ気温は高いからけっこう濡れたまま着て着干しして乾かしていた。でも夜は蛙やトッケーの大合唱で、ものすごい夜の森の気配。音の洪水で眠れないかと思っていたが、森の気配のなかで熟睡の日々だった。
シャワーはないんだけど、家の中に風呂桶というかジャグジーのようなものがある。「ジャグジーでのんびりしながら森が眺められるわよ」とお母さん。たしかに至福のときでした。家の中の湿度は500%を超えていたと思うけど。
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