棚とさやえんどう
本屋で私の棚と自分で決めている一段がある。出版社や著者名別ではなく、とにかく今週私が「これ読んで」メッセージを送る棚である。ポップは書かないが、表紙見せをして並べる。内容はランダムで詩集の横に歴史書だったり毎回ばらばらだ。
そこの棚から本が売れていくとなんだかうれしい。見えないメッセージを知らない相手が受け取ってくれたみたいで。
ある日夕刊をいつも店に配達してくれるおじさんが「ここは面白い本がいろいろ並んでるねえ」と手にとって、一冊買ってくれたことがある。それからなんとなく仲良くなった。
昨日夕刊の時間ではないが、おじさんが大きな袋をかかえてお店に入ってきた。見ると両手に袋にはいったさやえんどうをどっさり下げている。自分の畑で今とったところだからと。摘みたてのさやえんどうは緑のいい香りがして生き生きと命がいっぱいだ。ありがとうございます。大地から近い食べ物は身体のなかのエネルギーを満たしてくれる。畑や海から直接いただけるのは最高の幸せだけど、なかなかチャンスに恵まれないので、出来るだけその日に食べるものはその日に買うことを心がけている。
ある人に「私のヨーガの師匠は完全菜食です」といわれたことがある。私は今のところ野菜も好むし、食べたければ魚も食べる、お酒ものむ。酔いたいからではなく、料理と酒が影響しあってお互いの旨みを何倍にもひきたてあうことは素晴らしく毎回感動するからだ。自分がこれはいいなと思う食べ物をいただくことは身体にも心にもいいと私は考えている。人それぞれ。ヨーガをやっているものは菜食でなければとか、これは身体にいいからこうやって食べなきゃとかそういう考えにとらわれることこそ不健康だと思う。食べ物も読む本も自分がとりいれるものは自分で選ぶのだ。自分で選んでとりいれたものが、その人をつくるのではないのかな。
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